昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

セルジュ・ゲンスブール ①

 ゲンスブールの曲に「ラ・シャンソン・ドゥ・プレヴェール」(La Chanson De Prevert)があります。1961年の曲です。「LA JAVANAISE」Vol.2:1961 1962 1963というCDアルバムの先頭に収録されています。



Serge Gainsbourg la chanson de Prévert


 1961年というと昭和36年ですからぼくは小学1年生です。妹はようやく1歳になろうとするころですが、乳母車に乗っている写真を見ると昨日のように思えます。


 上記のゲンスブールの曲は「枯葉」の詞を書いたジャック・プレヴェールという詩人に向けた歌です。歌詞の意味は「枯葉」はすばらしいけれど自分も負けずにいい歌を作る、というような内容だとどこかで読みました。

 ぼくはここ数年この歌というか曲が気に入って耳コピでコード進行を探ったりしました。そうしていたらYouTubeでコード進行をレクチャーしているのを見つけました。それほど難しいコードではありません。


 ただ歌う人によってキーが変わるのでライブの動画(歌ってみた、みたいなもの)によってコードも移調したりしています。

 それとフランス語の歌詞には悩まされました。ゲンスブールの歌声だけでは聴き取れません。CDのリーフレットに歌詞は載っていますが、初めのうちは必死にカタカナに置き換えていました。

 一昨年入院している間ベッドの上で退屈でしたからウォークマンでこの曲を聴いていました。ウォークマンにはこの曲しか入っておらず、他はラジオを録音した講座のファイルしかありません。日がな一日この曲を10回ずつぐらい聴き、他の時間は時々入ってくるウォークマンのFM回線の放送大学の講義を聴いていました。

 担当の医師とはインフォームドコンセントのことで折り合いが付かず、険悪になりましたが、皮肉にも医師の声がゲンスブールそっくりでした。顔は恐ろしいのに声だけはソフトでシャンソンでも歌えば抜群の美声でした。
 ぼくらの世代では数年前に亡くなった芦野宏の歌声を想起させます。

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