昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

世田谷

 昭和45年に世田谷のD町に住んだのですが、そこは往年の大俳優Sの家でした。近所には作曲家Hとか同じく作曲家Kとかの家もありました。


 昭和20年代の「キネマ旬報」か「近代映画」かにはSの家は世田谷の別のD町とあります。ですからD町に住みもうひとつのD町の家も持っていたのかもしれません。ここでSの息子で俳優のSが育ったようです。育ったというのはおかしいと思うかもしれませんが、うちが買ったD町の土地は昭和23年にS(親)が登記したと謄本にはあり、S(息子)は戦時中生まれだからです。


 となりのMさんはS(息子)が4、5歳のころは東京で食べ物が不足してひもじくて泣いていたので、芋を蒸かして食べさせていたと話してくれました。


 同じ敷地内に離れみたいな部屋があり、そこに俳優Sが学生時代下宿していました。大俳優から名前を取って芸名にしたのです。こちらのSはうちの母と同じ歳の生まれですが、昭和30年代に自動車事故で亡くなっています。この人の子どもも俳優になっています。

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