昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

ウェザーリポート Weather Report 来日

 78年(昭和53年)ウェザーリポートの来日公演がありました。ジャコが参加していることでレコードが異例のヒットを飛ばして以来の初の来日になったと思います。コンサートは二度ばかり行きました。


 「Elegant People」の時はジャコがベースを弾きながら横すべりに歩く、それがまるで蟹が歩いているようでした。そういうところなど観客は大盛り上がりしました。


「Teen Town」のジャコのソロはちゃんとベースで弾いているだろうか、ザビヌルのシンセバスで全部カブせているんだろうかとか細かいところを注視して見ました。

Weather Report - Teen Town


 「Havona」もベースがちゃんと弾けてるかどうか見ていました。
 コンサートの後も出待ちしてファンたちは握手したりしました。


 宿泊はホテル・ニューオータニと小耳にはさんだので、妹といっしょに勘で出かけてみたのです。妹はすっかりジャコのファンでした。


 途中新宿で一旦街へ出まして、紀伊国屋書店の裏のアドホックですか、1階の入口付近に彫金の出店みたいのがありましたので、そこでペンダントを買い「JACO PASTORIUS」と刻印してもらい3000円ほどの代金を払いました。
 ペンダントを持って新宿三丁目駅から地下鉄で赤坂見附駅に向かいました。着いて、弁慶橋を渡りニューオータニに入り通路の奥まで歩いていくと、免税店コーナーでピーター・アースキンの姿を発見しましたので、声を掛けました。


 「Excuse me,Aren't you Mr.Peter Erskine?」「Yes,Weather Report」
 ぼくらはコンサートのパンフレットを出してウェザーリポートの年表のところにサインをもらいました。ピーターは俺は今ここだよと年表の新しいところを指差しました。
 そうこうしている間に後ろにジャコが現れました。185センチぐらいはありました。
 
 「The greatest.」「 Present for you.」と告げてペンダントを取り出してジャコの首にかけました。これは妹がやったかもしれないです。
 その間にジャコの1stアルバムのジャケットだけ持ってきていたのを袋から出してサインしてもらいました。ジャケットの裏に'78Jacoとマジックで描いてあります。握手はもちろんしました。
 ぼくらのほうを見てジャコは「Beautiful People」と言いました。
 別れ際アースキンと二人で背中を向けたまま親指を直角に曲げる得意芸をジャコが後ろ手に見せてくれました。

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