昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

太地喜和子 続

 四ツ谷に荒木町(新宿区)というところがあります。
 大ざっぱに言って四ツ谷駅と四谷三丁目の交差点の間にある町です。
 近くに津の守坂という坂があります。高須藩主松平氏が摂津の守だったので津の守坂と名付けられたそうです。


 太地喜和子は一時荒木町に住んだようです。太地の女優半生記の本に載っていました。山田ハイツというところに住んでいた、と記されています。山田ハイツは実在しなかったみたいです。近所の住民で知る人もいないですし、不動産屋さんも知っている人はいません。


 ただこの町に住んでいる時代に歌舞伎俳優のNが通ったのは事実でしょう。太地とNの仲は40代以上の多くの人は知っています。
 荒木町は昔花街で津の守芸者と呼ばれる芸妓もいて、芝居小屋や料理屋でにぎわっていました。


 なぜ太地は荒木町に住んだのでしょうか、本人によると実母が荒木町に住んでいると聞いたから、ということになっていますが、真相は判りません。


 ばったり会うんじゃないか、そう思ったのでしょうか。そんなに広い町ではないのであり得ない話ではありません。だいいち育ての親や生みの親が別人かどうかも判りません。
 
 太地の作り話かもしれないのです。不幸願望が強かった彼女が作った架空のストーリーかもしれないのです。



 ぼくも荒木町を不動産物件探し、と別の時にはカメラ片手に散策など2、3回訪れたことがあります。窪地になっていて路地が狭く風情はありますが、居住地域としては適さないところだと感じました。
 隠れ家的に飲んだり食べたりするには面白そうな場所だと思いました。

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