昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

バルバラ ① Barbara シャンソン

 いきなり”シャンソン”などと言うと大抵引かれます。フレンチならともかくシャンソンを聴く世代は70歳代以上がほとんどでしょう。ぼくが最初聴いたのは小石川図書館で借りたエディット・ピアフとかのレコードだったと思います。もちろんまだLPの時代です。
 借りた中で一番グッときたのは1960年代に出されたバルバラのレコードでした。バルバラのCDを見つけて買ったのは昭和から平成にかけてです。六本木にまだWAVEがありました。

 彼女の「いつ戻ってくるの?」というタイトルの曲を聴くとパーッと市谷薬王寺町の風景が頭に浮かんできます。バルバラにそっくりな中学時代のクラスメイトIクンが住んでいた街です。
 薬王寺町とか加賀町とか甲良町あたり、通りから30メートルも入ると閑静な高級住宅街です。それでいて外苑東通り沿いの商店街はひっそりとしていて、都心なのに車以外は寂れた感じがあります。



 バルバラの2巻物のDVDのモノクロ映像中心の1巻めに、バルバラが古い寂れた小屋みたいなところで歌う場面があります。その部分は1967年(昭和42年)の市谷薬王寺町にタイムスリップしたような感覚になります。ホントに勝手なイメージでしかないのですが。



 父が昔浮気した相手が昭和5年生まれでバルバラ(1930)と同じ歳でした。越路吹雪のコンサートをいっしょに見に行って越路吹雪のファンになった父ですが、越路吹雪が早くに亡くなったときは残念そうでした。

×

非ログインユーザーとして返信する