昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

田村町

 祖母が昭和20年代に金庫の仕事をこなしていたころ、六本木界隈で噂の美少年がいました。その少年は当時洗濯屋の小僧をしていた、というのは祖母の表現です。
 現代流にいえばクリーニング店のアルバイトです。のちに大映の川〇敬〇になる人です。働きながら学校に通っていて六本木でスカウトされたのかもしれません。


 アルバイトで思い出しましたが、父の会社は田村町の近くにあったのですが、辻〇生がアルバイトで勤めていたそうです。のちに文学者になった辻氏ですが、仕事はまるっきりダメだったと父は語っていました。


 田村町と言っても会社の住所がそうだったのかは判りません。子どものころに一度だけ連れていってもらったことがあるだけで、在り処は判りません。近くに戸板女子があったということしか聞いていません。(後年母と会社があったと思しき辺りに行ってみたところ、空き地がポツンとありました。)


 父は停留所の「田村町」のことを言っていたんだと思います。「田村町」は都電もバスも停留所があったと思います。確か虎ノ門と新橋の間ぐらいにあったと思います。

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