都市の幻想
荒井由実の「ひこうき雲」の最後のフレーズ「ひこおーきぐーもー」のところを聴くたびに思い出す歌があります。
西田佐知子の「くれないホテル」です。「だれが名付けた、くれないーホテール」のところです。
どちらも独特の節回しがあって、どこか中東風だったりすると感じるのは僕だけかもしれません。この節回しがアジアの片隅の日本の都市の幻想を表現しているような気がします。
江利チエミの「ウスクダラ」の節回しを僕らは知っています。あのトルコの民謡の歌をです。日本人はラテンとか中東風の音楽を無意識に取り入れていたような気がします。