「赤坂をどり」⑧
第四十四回「赤坂をどり」の藤間流「お祭り」の際のみ重子さんと千景さんのインタビューです。
み重子さん「粋な鳶頭は男舞。男の気持ちになるのがたいへんです。後ろ姿まで男の人に見えるようにと言われますが、なかなか難しいです。たくさんつらかったことがあります。踊れないこと、なかなかできなくて情けなく、ナーバスになりました」
千景さん「由緒ある歌舞伎座で踊れて本当に晴れがましいです。二月半ばすぎから約二か月間。朝十一時ごろから夕方四時すぎまで稽古は一日あっという間に終わるんです。普段は滅多に顔を合わせることはないけれど、稽古だと一緒になって家族みたいでとても幸せです」