昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

青山 赤坂 イギリス音楽

 青山一丁目の交差点から六本木方面、外苑東通りですか、あそこの赤坂8丁目9丁目のあたりは独特の雰囲気があると思います。


 ベンジャミン・ブリテンのヴァイオリン協奏曲が似合います。都会の中のエキゾチックさを感じるのです。


 このエリアで夜になると、ブリテン・コネクションというピアノ曲選集があるのですが、いくつかの曲で雰囲気ぴったりのものがあります。


 レノックス・バークリーとかフランク・ブリッジとかブリテンの先輩もいてスティーヴンソンなどの後輩もありのアルバムです。


Anthony Goldstone - Benjamin Britten Night Piece: Notturno



 赤坂8丁目9丁目のマンションが林立するあたりで夜になると常夜灯の明るさが目立ち、マンションのコンクリートと中庭や建物の周りを囲んでいる緑が都会の安らぎを喚起させて、ブリテン・コネクションのピアノ曲にぴったりです。


 それと同じイギリスのウィリアム・ウォルトンのヴィオラ協奏曲も似た感覚があります。
 ウォルトンのヴァイオリン・ソナタは東宮御所内(もちろん入ったことはないです)に咲く可憐な花々を連想します。
 弦楽四重奏曲は平河町から赤坂見附の立体交差の風景を連想させてくれます。


 これらはたぶん容易に理解されない感覚だと思いますが、92年のバルセロナオリンピックのころにイギリスの近代・現代音楽に触れ、そう感じるようになりました。

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