昭和レトロな赤坂の思い出

昭和レトロな思い出を書きます。主に赤坂中心ですが、東京近郊にわたると思います。
趣味の話も書くつもりです。

小林トシ子

 「渡り鳥いつ帰る」で娼婦役の桂木洋子は毒薬をあおって死んでしまいます。こんな悲惨な役柄ですが、見た目は気品のあるお嬢さん的なアイドルのような容貌ですね。
 昭和24年の松竹映画「破れ太鼓」では桂木洋子は小林トシ子と姉妹役でした。実際は小林トシ子より2歳上の昭和5年生まれとなっていますが、小林トシ子(昭和7年生まれ)が姉役です。この二人誕生日は同じです。
 小林トシ子は勅使河原宏と、桂木洋子は黛敏郎と結婚していますね。「破れ太鼓」では小林トシ子が宇野重吉に魅かれ滝沢修と東山千栄子の熟年夫婦のあり方に魅かれます。確かに桂木洋子とはタイプが違うのかもしれません。
 昭和27年「カルメン純情す」でオープンカーが赤坂見附の交差点を横切ります。その時に高峰秀子と同乗しているのはもちろん小林トシ子です。若原雅夫はパリ帰りの芸術家ということですが、岡本太郎を髣髴とさせますが、勅使河原宏も芸術家と言われれば芸術家ですね。

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