昭和の懐かしい邦画
「渡り鳥いつ帰る」東京映画(昭和30年)の冒頭の隅田川と思しき風景は東宝「流れる」(昭和31年)の冒頭にも使われているような気がします。
監督は久松静児と成瀬己喜男で違いますが撮影が玉井正夫で同じです。
大映「赤線地帯」(昭和31年)に出てくる娼館というか、サロンも「渡り鳥いつ帰る」のサロン藤村と外壁のタイルの感じや入口の感じが似ています。
大映のほうは溝口健二監督、撮影宮川一夫です。このあたりは邦画マニアの方どうか確認してください。間違いならばご指摘ください。
あのころの映画はこういうものが多いですね。
日活「洲崎パラダイス赤信号」川島雄三監督(昭和31年)には「渡り鳥いつ帰る」に出てきたダメ男風の俳優が同じ雰囲気で出てきます。
この俳優の風貌はちょっと父に似ています。この俳優ほど悲壮感はないですが、細面で鼻筋が通って女性にモテそうなタイプです。