祖母がぼくのうんちを見た話
ぼくが3、4才のころうちはすでに水洗便所でした。
その日、母方の祖母は北関東から港区のうちに遊びに来ていました。
母と祖母は実の親子ですから積もる話もあったのでしょう。
そういう時、たいがいぼくは便意を催します。退屈なので我に返るんでしょうね。
で、便所でうんちをしたんだと思います。
祖母が便所を借りたとき、流し忘れたぼくのうんちを見てびっくり仰天してしまいました。
というのも祖母の自宅(母の実家)のある北関東はまだボットン便所だったため他人はおろか自分のうんこさえしみじみ見たことが無かったのでしょう。
3、4才の幼児が30センチほどあるうんちをするなんて思いもしなかったのです。
祖母曰く「〇〇ちゃん、大きなうんこでびっくりした」
もっと前のオムツをしていたころ、叔母が遊びに来て母と話し込んでいると、ぼくは退屈して便意を催します。
でもトイレのしつけはまだされていませんので・・・・。
躊躇いがあったらしく叔母の前でオムツを汚すことは無かったです。
廊下の薄暗がりにある電話のところまで行って気張っていました。
勘のいい叔母は「〇〇ちゃんはまた電話のところに行ってるんじゃない?」と言うと母は話を中断してぼくのところに来ます。案の定オムツの中はこんもりしています。母はトイレに流して新しいオムツを着せたと思います。そのころはまだ紙おむつなんてものは無くて布で一枚一枚洗濯していたのです。
ぼく自身は電話のところへ行ったのはうっすら覚えていますが、その後の処理は覚えていません。
そういうことがたびたびあったと聞きます。
洗濯機は三種の神器ですから数年後買い、ぼくも手回しのレバーをクルクル回して手伝った思い出があります。
その数年前は洗濯板を使っていたのですから昔の主婦は大変だったと思います。